トイレ便器の取り外しが必要なケースと費用・料金
長くトイレつまりの修理をしていて思うことがあります。 何かの異物がトイレに詰まったケースで、状況に関係なくトイレ便器を取り外すことを前提に話を進めている業者さんがいるように感じています。たしかにトイレのつまり修理では、便器の取り外しが必要になるケースもありますが、取り外さずに修理できることもたくさんあるので、どのような状況でもトイレ便器を取り外す考えは売上至上主義のように思えてなりません。
そこで今回は、トイレ便器の取り外しが必要になるケースとそうでないケースをご紹介しますので、業者を呼んだ時に本当にトイレ便器の取り外しが必要なのかどうかの判断にお役立てください。
さらに修理費用についても記載したので、トイレつまりがある方はぜひご参照ください。
トイレ便器を取り外すことが必要なケース
異物がつまったときにトイレ便器を床面から取り外さないと修理ができないケースは下記の3つです。
- トイレにつまったモノを吸引しても取り出せないケース
- 押し流すとトイレ排水管の途中で引っかかってつまる可能性があるケース
- 押し流しても流れていかないケース
トイレ便器を床面から取り外さないと修理ができないケースは上記の3つです。
つまり上記3つのケース以外であれば、便器を取り外さずに修理できる可能性が高いのです。
よく当社へ次のような問い合わせをいただくことがあります。
「別の業者からは『便器を外さないと修理ができない』と言われて高額料金を提示されたけれど、水道工事エコライフの修理費用はだいたいいくらくらいか」。
他社さまからは5万円ほどの見積もりが出て断ったお客さまが、より低価格な料金で修理をする業者を探すことも多いのです。
実際に当社が修理訪問をしてみると、便器を取り外さずに修理ができるケースも多くあります。
「トイレのつまり修理=便器を外す=費用が高額」とは限りません。
吸引作業で取り出せる可能性があるモノ
では、吸引作業(便器を取り外さない)で修理ができるモノを見てみましょう。
- タオル
- 尿取りパッド
- 紙おむつ
- 下着
- シャツ
などです。
トイレのつまりの状況にもよるため、上記のモノであっても、どうしてもトイレ便器を取り外さないといけないこともあり得ます。上記であれば、100%吸引作業で取り出せるという保証はないので、あらかじめご了承ください。
吸引作業で詰まっている異物を取り出すことができれば、トイレ便器を取り外す必要はありません。
吸引作業は、家庭にあるようなラバーカップ(スッポン)ではなく、プロの業者が使用する手動式圧力ポンプを使用。ラバーカップよりも数倍の威力があるとされていて、こちらを使って作業をします。
つまりの状況によっても異なりますが、早ければ数分程度で修理ができることもあり得ます。
吸引作業を続けても、取り出すことができない場合は、お客さまの許可を得てトイレの便器を取り外すこともあります。
押し流してもトイレ排水管に詰まりにくいモノ
押し流してもトイレ排水管につまりにくいモノは、次の2つです。
- トイレットペーパー
- トイレに流せるシリーズの商品
トイレットペーパーは、水でほぐれる設計になっています。そのため、大量の水で押し流しても排水管の途中でつまる可能性は低く、スムーズに流れていきやすいのです。
またトイレに流せるシリーズも同様です。
トイレに流せるシリーズとは、「トイレに流せる」ことを謳い文句にしている商品のことで、トイレに流せるウェットシートや、トイレに流せるお掃除ブラシなどがあります。
トイレに流せるシリーズも、トイレットペーパーのように水がほぐれるようにできているため、トイレ排水管内部でつまる可能性は低いと言えます。そのため、よほど大量でなければ押し流しても問題はありません。
トイレ便器を取り外す必要がある異物
では、ここからは便器を取り外す必要があるモノを見てみましょう。
いわゆる異物(本来トイレに流すものではない固形物のこと)をトイレに流した場合、便器を取り外して修理をする可能性が非常に高いです。
具体例を挙げてみます。
- ガラケー(携帯電話)
- ブルーレットなど芳香洗浄剤
- カード類
- 検尿カップ
- プラスチックのコップ
- 紙コップ
- メガネ
トイレに携帯電話を持ち込む習慣がある方は、洗浄時はくれぐれもご注意ください。特に尻ポケット・胸ポケットに携帯電話を入れていると落としやすいので危険です。
芳香洗浄剤を交換している最中に手が滑ってそのまま便器に流してしまうこともあり得ます。作業中は便座のフタを閉めておくと安心と言えるでしょう。
カード類は、クレジットカードや会員カードが多く、こちらもポケットに入れている方が、トイレ洗浄時に落として流してしまうことがあり、注意が必要です。
4月以降になると、健康診断のために自宅で採尿する方が多く、検尿カップのトラブルも頻発します。
紙コップやプラスチックのコップもつまりの原因になり、便器を取り外す可能性が高いです。メガネもトイレ便器に流してしまうと、高い確率で便器を取り外します。
ここまでで、吸引作業で修理できるモノ、便器を取り外すモノ、押し流しで対応できるモノを記載しましたが、どのように修理で対応するかは、プロの水道修理業者が判断します。吸引作業で修理できるモノでも、やむを得ず便器を取り外すこともあり得ます。
修理作業については、作業前にお客さまにご案内いたします。ご不明点があればお気軽にご質問ください。
トイレ取り外し費用・料金
ここからはトイレを取り外す費用を解説します。トイレ便器を取り外す費用(料金)は、トイレの品番、トイレの現状、つまっている場所によって異なります。さらには経年劣化具合や再利用できないパーツの有無によっても費用に差が出てくるため、現地でトイレつまりを確認しないからには電話やメールで修理費用をはっきりとお伝えすることはできません。
だいたいの目安として税込み19,800円からとなるとお考えください。
当社では、修理作業前に必ず費用の見積もりをお客さまに提示をしています。お客さまに費用を確認していただき、了承を得てから作業をしております。
【関連ページ】
こちらの記事もご参照ください
3点式ユニットバスのトイレのみを安い料金で交換
修理・交換・お問合せ・お申込み
フリーダイヤル:0120-994-887
写真送信メールフォームURL:https://suidoukoji.com/メールフォーム