臭いにおいが気になる男子小便器の点検と修理
トイレ掃除をしているのに、なぜかニオイが取れないことがあります。特に小便器は尿の飛び散りが多く、ニオイが気になることも…。
今回は、男性用小便器のニオイの原因と修理について解説します。
小便器のニオイが気になる方は参考にしてください。
小便器の臭いの原因
小便器(男性用小便器)のニオイの原因として考えられるものは、次のとおりです。
- 清掃不足
- 壁紙・床材へ小便の飛び散り
- 小便器の接続不良
くわしく解説します。
清掃不足
小便器のニオイの原因1つめは、清掃不要です。
トイレ掃除を怠っている場合は、どうしてもニオイが気になることがあります。きちんと掃除をしているつもりでもニオイが出ることも…。手が届かない部分など、いわゆる「死角」とされる部分に清掃が行き届いていないと、尿による汚れが蓄積し、ニオイの原因にもなるのです。
対策としては、当然ですが清掃することです。消臭剤を設置する方もいますが、設置してもニオイの原因は解消しないため、ニオイをごまかすのではなく清掃することがニオイ解消の最適な解決策と言えます。
壁紙・床材への飛び散り
小便器のニオイの原因2つめは、小便の壁紙・床材への飛び散りです。
小便器を使うということは、当然ですが立った状態で用を足すということ。どうしても小便器は尿が飛び散ることもあり、床や壁に見えない飛沫が付着することもあるのです。これがニオイの原因にもなります。白い壁にシミがあれば、飛び散りが目視できますが、見えない飛沫もたくさんあるため、一見飛び散っているように見えなくても、床材や壁紙の拭き掃除をすることをおすすめします。
ここまでがニオイの原因として代表的なものです。
小便器の接続不良
小便器のニオイの原因3つめは、小便器の接続不良です。
小便器の接続不良が原因となることはあまり多くはありません。
もともとの設置が悪くてニオイが生じることもあり得ますが、ニオイの原因が接続不良だとすれば、たいていは経年劣化です。
小便器を設置するために使用されているパーツは、経年劣化することがあり、それが原因で接続部に隙間が生じて、悪臭が生じることがあります。
設置してから長い年数(15年ほど)が経過している小便器の場合は、パーツ劣化による接続不良を疑いましょう。
小便器のパーツ修理は、専門知識がない方には非常に困難なため、水道修理業者を呼ぶことをおすすめします。
悪臭がする小便器の修理
さて、ここからは実際に当社がおこなった、悪臭がする小便器の修理事例をご紹介します。
お客さまから「男性用小便器のニオイがきついので、見に来てほしい」との連絡がありました。すぐに現場に行って、お客さまからくわしい事情を聞いてみます。今回の現場はとある施設であり、個人宅ではありません。男性用トイレに小便器を設置していて、施設利用者が使用していますが、ニオイが気になるとのこと。以前からニオイが気になり、清掃を入念にしていたそうですが、数日前から清掃しているにも関わらずニオイが強くなったように感じられたそうです。そこで当社に電話をくださいました、ありがとうございます。
話を聞く限りだと、清掃はきちんとされているようです。案内してもらい小便器を見ましたが、清掃を怠っているようには見えませんでした。
上の画像がニオイが気になる小便器です。
お客さまの許可を得て、点検をすることにしました。
一度小便器を取り外し、小便器の下側にある排水口を見てみます。
上の画像は、小便器の排水口に使用されているパーツです。このように排水口には専用のパーツが設置されています。点検の結果、今回は小便器排水口に使用されているパテというパーツが劣化して隙間が生じたことと、排水部材の接続不良とわかりました。
お客さまにニオイの原因やパーツの交換が必要なことをご案内。さらに修理費用の見積もり金額をお伝えして、修理の同意を得ました。
劣化しているパテや排水部に使用されているパーツを適合する新しいものに交換します。
交換後に取り外していた小便器を元に戻して水を流し、漏れがないかお客さまと一緒に確認。特に問題はありませんでした。パーツ交換をしたあと、気になるニオイはおさまっています。修理後にご依頼主さまに電話で状況を聞きたところ、「あれからトイレのニオイが気にならなくなった」ということでした。
今回は比較的すぐに修理が完了した事例でしたが、接続部を交換しても臭いがキツイ場合は、壁紙と床材の張り替えをご提案することもあります。
まずは点検をして状況確認から始めます。
壁紙や床材に飛び散った小便の臭い
ここまで紹介した修理事例では、小便器の接続不良が原因でしたが、壁や床に飛散した尿臭が原因ということもあり得ます。
壁紙や床材に尿が飛び散っていて、それが原因となる場合は清掃することで状況が改善する可能性がありますが、掃除しても改善しない場合も…。
壁紙や床材に染み込んでしまっている場合は、掃除ではなく壁紙や床材を交換(張り替え)することも選択肢のひとつとしてお考えください。
トイレにマットを設置している場合は、マットにニオイの原因が染み込んでいることもあるでしょう。布製のトイレットペーパーカバーや便器のフタに尿が飛び散っている可能性もあるため、こまめな清掃をし、それでも解消しない場合は、マットやトイレットペーパーカバーを交換することもおすすめです。
今回ご紹介したのは悪臭のある小便器の修理事例でしたが、当社はトイレの水漏れ・つまりの修理もおこなっています。なにかあれば、お気軽にご相談ください。
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