洗面台の排水管に穴が開いた水漏れの修理をします
洗面台の下にある収納内などから水が漏れるトラブルがあります。金属製の排水管の場合は、腐食が原因でパイプに穴が開いて水漏れを引き起こすことも…。このようなトラブルの際は、どのような修理をするのでしょうか。
今回は、洗面台の金属製排水管に穴が開いたときの修理事例を紹介します。
金属排水管は腐食すると穴が開くことがある
洗面台には洗面ボウルがあります(ほとんどが白い陶器製)。このボウルの下には収納扉があり、内部には排水管があるのです。
そしてこの排水管が金属製の場合は劣化すると穴が開きます。
もう少しくわしく解説すると、劣化とは経年劣化のこと。洗面台の環境によっては、金属が腐食をしてその部分に穴が開くのです。
すべての排水管が腐食するわけではありません。
金属製の排水管の場合に腐食が生じます。
洗面所の排水管に限らず、屋外にある金属製のパイプが変色しているものを見かけたことはありませんか。
金属製の管が腐食することは珍しいことではなく、一般家庭でも腐食が原因で穴が開きます。
さて、排水管に穴が開くとどうなるのか気になるところでしょう。
排水管には洗面所で使用した水が流れるため、穴が開いているとその部分から水が漏れます。穴の位置によっては洗面ボウル下の収納内で水が漏れることになるのです。収納内で水が漏れると、床材が腐食するリスクもあるため、注意が必要です。
すべての排水管ではなく、金属製の排水管の場合に腐食が生じると記載しました。ここで排水管と腐食の関係性について解説します。
洗面所排水管は大きく分けて2種類あります。
- 金属製の排水管
- 樹脂製の排水管
金属製の排水管は銀色で光沢があります。それに対して樹脂製の排水管は光沢がなく、オフホワイト(黄色味がかった白色)が多いです。自宅がどちらのタイプかは、見た目や感触でわかるかと思います。
すでに解説したように、金属製の排水管は経年劣化による腐食のリスクがあります。では樹脂製が優れているのかと言うと、そうとは断言することは難しく、腐食はしないもののネジの締め付けが緩くなりやすい傾向があります。そのため、樹脂製の排水管は抜けることがあり、そこから水が漏れるリスクも…。
金属製と樹脂製のどちらがよいのか、この記事では言い切ることはできませんが、その家の洗面所によって向き・不向きもあるため、ご不明なこと等があれば当社までご相談ください。
U字管の交換で修理ができます
金属製の洗面所排水管が腐食した場合の修理方法として、U字管を交換する方法があります。すべてのパイプを交換するのではなく、腐食で穴が開いた箇所のパイプのみを交換するので、比較的費用が抑えられる修理方法のひとつです。
穴が開いた箇所のみのU字管を交換する方法は、ひとまず修理をしたい方、費用を抑えたい方におすすめしています。
数年以内に洗面台を交換する予定のある方や、修理にあまり費用をかけたくない方、引っ越しの予定がある方によいでしょう。
穴が開いたU字管のみを交換することで修理ができますが、その上下のパイプにも腐食がある場合は修理作業で破損するリスクが非常に高いです。腐食の有無は外側からはわからないため、修理作業をしたときに腐食が発覚して上下のパイプも交換する可能性もあります。
状況によっては、当初予定していたパイプ以外も含めて交換することもあるため、あらかじめご理解ください。
当社の場合は、作業時に上下のパイプが破損した場合は、穴あきのパイプだけでなく排水管全体を交換することにしております。こちらをご了承いただいた上で修理依頼を受け付けています。こちらもご了承ください。
洗面排水口と排水管の交換事例
穴が開いたU字管のみを交換する方法(費用を抑えたい方向け)を紹介しました。
ここからは、現状の洗面所を長く使いたい方向けの修理事例を紹介します。
「洗面所から水が漏れているので、修理に来てほしい」という問い合わせがありました。電話で聞いたところ、今回の洗面台は設置してから15年以上が経過しているもので、お客さまによるとパイプに穴が開いているのではないかとのこと。パイプは金属製だそうです。
現場に工事訪問をして、実際に洗面所を確認しました。たしかに水が漏れていて、お客さまが言うように排水管に穴が確認できました。
1つ前で紹介したように、U字管を交換するだけでも修理はできますが、今回のような設置してから15年以上が経過している洗面台で、このあとも洗面台を使う予定がある場合は、パイプのみの交換ではなく排水管全体の交換をおすすめしています。
お客さまと話し合ったところ、引っ越し予定はなく、この先もこの洗面台を使う予定があるため、排水管全体の交換をすることになりました。
交換工事の見積もり金額を提示して、同意がいただけたので、工事の流れをお客さまに伝えて作業を開始します。
上の画像が、穴が開いた金属製の排水管です。
パイプ類をすべて取り外して、新しいものに交換しました。水漏れがないか洗面所水栓の水を出して確認したところ、特にトラブルはありませんでした。
原状のパイプ画像の送付をお願いします
当社に修理・交換依頼をする場合は、写真の送付をお願いしています。
写真は次の2点をご用意ください。
- 水栓と棒(または排水口ゴム)が写った画像
- 洗面ボウル下の配管の画像
水栓と棒が写った画像
下の画像を参考に、撮影のご協力をお願いします。
水栓と棒が写っている画像を、ななめ横から撮影したものをお願いしています。お手数ですが、洗面ボウルのフタのサイズの計測も可能であればご協力ください。(画像のように、フタではなく外側の直径サイズです)
配管の画像
洗面台の収納内にあるパイプ類の画像の撮影のご協力もお願いします。
お手数ですが、よろしくお願いします。
画像の送付先はこちら
写真送信フォーム | 洗濯埋め込み水栓修理と交換の水道工事エコライフ (suidoukoji.com)
撮影ができない場合や、画像の送信ができない場合は、お客さま宅に下見点検に訪問します。
電話などでその旨お伝えください。撮影方法についてご不明点があれば、お気軽にお申しつけください。
修理・交換・お問合せ・お申込み
水道工事エコライフ
フリーダイヤル:0120-994-887
写真送信メールフォームURL:https://suidoukoji.com/メールフォーム