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上の階から下の階の部屋天井への水漏れを修理
ある日、急に自宅や職場などの天井から水が漏れてきたら、誰しもが驚くでしょう。これは上の階から水漏れがしている可能性があります。
上の階から下の階へ水が漏れ出すことを階下漏水(かいかろうすい)と呼びます。
このような水漏れは放置できないことは、説明するまでもありません。階下漏水が発生したら、すぐに修理業者を呼んでください。
今回は、上の階から下の階への水漏れ原因と、天井から急に水が漏れたときの対処法を解説します。
階下漏水の原因
階下漏水が発生する原因は複数考えられます。
ここでは、よくある発生しがちな原因をご紹介いたします。
階下漏水の原因1.排水つまりによるオーバーフロー
最初に紹介するのが、排水つまりによるオーバーフローです。
まず、排水つまりについて解説いたします。
排水つまりは、水がスムーズに排水されないこと、まったく流れない状態のことで、一度は経験したことがある方も多いかと思います。
キッチンと洗面所、洗濯防水パンの排水で生じやすいです。
キッチンで洗い物をしていて、なかなか水が流れず、シンクに溜まった経験はありませんか。これが排水つまりです。
さて、聞きなれないオーバーフローについても解説いたします。
オーバーフローとは、「あふれる」という意味。
排水つまりが発生すると、水がスムーズに流れないのはご想像つくかと思います。この水が逆流することがあり、排水パイプの接続部のわずかなすき間から水漏れすることがあるのです。
この漏れた水がたまり、階下漏水につながります。
また、流れなくなった水があふれることで、階下漏水につながることもあります。
階下漏水の原因2.水や湯の出しっぱなし
水や湯の出しっぱなしによる階下漏水もあり得ます。
ほとんどの方は、蛇口を閉め忘れて、水や湯をジャージャーと出しっぱなしにすることはないでしょう。
しかし、風呂場ではこのようなことが生じ得ます。
特に、設置してから20年以上が経過したユニットバスに起こりやすく注意が必要です。
バスタブに湯を入れるために、水や湯を出していて、止め忘れることもあり得ます。
水があふれている音はあまり聞こえないこともあり、気が付いたときには大量にあふれていることも…。
設備のタイプにもよりますが、あふれ出した水が、階下漏水につなることもあるのです。
階下漏水の原因3.水道管や排水管のはずれ・破損
水道管や排水管のトラブルも考えられます。
自宅のキッチン、風呂場、洗面所、トイレなどの水は、排水管(排水パイプ)を通って流れてきます。日常生活では、水道管からの水を使用しますが、使用したあとは排水管を通って下水へと流れていくのです。
水道管も排水管もどちらもパイプとなっていて、つなぎ目があります。このつなぎ目が緩むなどでパイプが外れてしまうと、そこから水が漏れ出します。
水道管や排水管は床下や壁の裏側にあるため、水漏れに気が付きにくいため、気がついた時にはかなりの量が漏れ出ていることもあり得ます。この漏れた水が下の階まで漏れ出すと、階下漏水となります。
また、水道管や排水管は、破損することもあります。
水道管や排水管は経年劣化をするのです。接続部に使用されているパーツが劣化することで、その接続部から水が漏れ出すこともあり得ます。さらに、パイプに使用されている素材が腐食して穴が開くことでも、水が漏れ出します。
水道管や排水管にも、メンテナンスが必要です。建築後、25年以上が経過している場合は、水道管や排水管の劣化が生じている可能性が高く、階下漏水も起こりやすい状況があると言えると思います。
天井からの水漏れ修理事例
では、ここからは当社が実際に対応した修理事例を画像を用いて解説します。
お客さまから「天井から急に水が大量に漏れてきたので、修理に来て欲しい」とのご連絡がありました。
お客さまによると、水漏れしているのは、建物1階にある店舗とのこと。急いで現場に向かいました。
現地に到着すると、水が大量に漏れている状態で、バケツやぞうきんなどでスタッフの方が対応している状態です。かなり水が漏れていて、長靴が必要なほどでした。
水漏れしている天井部分に原因があると考えて、お客さまの許可を得た上で、天井部を見ることにしました。
天井の一部を開口して、脚立を使い、天井部分を確認しました。
点検したところ、2階の部屋の排水管が劣化していて、劣化部分に穴が開いていることが判明。これが原因となり、2階で流した排水が大量に下の階に漏れ出していたのです。ちなみにかなり大きな穴でした。
上の画像赤印が、劣化していた排水管の箇所です。
修理依頼の電話をくださった1階の店舗のお客さまと、2階の店舗の責任者の方に、排水管の劣化をお伝えし、修理方法もお伝えしたところ、すぐに申し込みをしていただけたので、作業を開始しました。
今回は劣化した排水管の一部を交換して対応しています。
上の階とも連携して作業をしました。交換後は、水漏れは発生していません。
今回の建物は、建築後40年以上が経過しているようでした。排水管が経年劣化していたのでしょう。
2階は飲食店で、調理場では大量に水を使用するため、今回のように大量に水が漏れたと考えられます。だいたい湯舟5杯分以上は漏れ出したのではないかと考えられました。
当社は、階下漏水の修理も対応しています。可能な限り早急な対応をしておりますので、ご相談ください。
天井から水が漏れたときの対処法
天井から水が漏れたときの対処法をご紹介します。
まず、家財が濡れないようにビニールシートなどで保護をしましょう。移動させられる家具は移動させてください。
戸建て住宅の場合は、上の階へ行き、水漏れ原因を探りましょう。水や湯を出しっぱなしにした場合は、すぐに止水をします。
集合住宅の場合で、上の階に他人が住んでいる場合は、管理会社や大家さんに連絡を入れることをおすすめします。
上の階の住人と直接連絡ができる場合は、天井から水が漏れていることを伝えてください。
加入されている損害保険会社に連絡をしてから修理業者を呼び、水漏れ修理を依頼することを強くおすすめします。
損害を証明する資料として、室内の水濡れ状況と持ち物や家財の写真を多く撮影することも忘れないようにご注意ください。
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