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洗面台排水管の白い粉は何?問題ないの?
洗面ボウル下収納内には、洗面排水管があります。金属製の排水管の場合は、表面に白い粉のようなものが付着することがあります。
今回は、洗面排水管の表面に付着する白い粉は何なのか、付着したときの対処法について解説します。
白い粉が付着していたら、ぜひ参考にしてください。
白い粉の正体は白サビです
排水管表面に付着した白い粉をカビやコナチャタテムシと思う方もいますが、多くは白サビです。洗面排水管が腐食しかけている、またはすでに腐食していると排水管のメッキ表面に白色のサビが付着します。白サビとは、メッキ表面が酸化して発生する白い粉状のサビのことです。
酸化によるものなので、自然現象であり、避けることは難しいと言えます。設置してから年数が経過した古い排水管にこのような現象が起こり得ます。
さて、サビというと茶色っぽい赤サビが有名で、ご存じの方も多いでしょう。赤サビは、鉄を腐食させる原因となりますが、白サビは赤サビほどはパイプの耐食性には大きな影響を与えません。しかし、放置していると腐食が進むこともあります。
白サビを取り除く作業
白サビが排水管に付着していると、見栄えが気になり、金属ブラシや紙やすりなどを使用してこすり取ろうとする方もいるかもしれません。
しかし、この作業はおすすめしません。ブラシで白サビを無理にこすり取ることで、排水管の表面のメッキ部も剥がれ落ちる可能性があり、そこからパイプに穴があく恐れも考えられるのです。
穴があけば、洗面所蛇口を使用の際に水が漏れます。水漏れトラブルにも発展するため、白サビが付着してもブラシやヤスリなどでゴシゴシとこすり落とす行為は避けたほうがよいでしょう。
白い粉が付着した洗面排水管は交換がおすすめ
白い粉のような白サビが付着した洗面所の排水管は、すでに腐食して脆弱な状態になっている可能性が高いです。今にも穴があいて漏水しそうな状態の可能性もあるため、排水管の交換をおすすめします。
みなさまを怖がらせるつもりはありませんが、穴が開いてからでは対応が遅いと言えます。穴が開くとそこから水が漏れて、洗面ボウル下収納内で水が広がるのです。収納内での水漏れは発覚が遅れやすく、気がついたときには収納内の床材が腐食していることもあり得ます。床材まで交換することにもなるため、水漏れする前に早めに排水管を交換するとよいでしょう。
排水管の交換料金
洗面排水管の交換は、排水栓と呼ばれる洗面ボウルのフタがどのような使用になっているか、ゴム栓がポップアップ式かワンプッシュ式かによって費用が異なります。
当社での排水管交換の費用は1、9,800円から38,000円くらいが多いのですが、現地で見積もりをしないとくわしい料金についてなとも言えないことがあるのです。
排水管交換の費用見積もりをお出しするためにも、次の写真をお送りください。
- 洗面ボウルと水栓の写真
- 洗面ボウル下のパイプまわりを斜め横から撮った写真
パイプまわりの写真は、暗くなりやすいため、室内の照明をつけた上で撮影をしてください。
また、洗面ボウルと洗面台の品番、水栓の品番がわかる場合は、お伝えください。当社から情報を元に無料でお見積り金額をお出しいたします。お見積り金額にご不明点がある場合は、なんなりとご質問ください。金額にご納得いただける場合は、お申込みをお願いいたします。
洗面排水管の交換事例
ここからは、当社が実際におこなった洗面排水管の交換事例を紹介します。
お客さまから「洗面所の排水管が傷んでいるようなので、見に来てほしい」との連絡がありました。現場に急行して、お客さまからくわしい事情をお聞きしました。
お客さまによると、数日前に洗面ボウル下収納内の掃除をしていたそうです。排水管の掃除をしていたところ、白い粉に気がついたとのこと。すぐに「白サビだ」と感じたお客さまは、ブラシで取ろうとしたそうですが、なかなか取れず、ネット検索をしました。「白サビ 排水管 取る方法」と検索したところ、無理にこすり取らないほうがよいこと、排水管を交換したほうがよいことが記載されていて、以前に水漏れ修理を依頼した当社に連絡をしてくださいました。リピートのご依頼、ありがとうございます。
お客さまの許可を得て点検したところ、確かに洗面排水管には白サビが付着していて、排水管には小さな穴も開いていました。水漏れ量が少なかったため、この水漏れにはお客さまは気づかなかったようです。
お客さまに具体的な交換工事方法や、交換費用のお見積り金額をお伝えしたところ、同意を得ることができ、お申込みをしていただけました。
古くなり劣化していた白サビのついた排水管を取り外します。そこへ適合する新しい排水管を取り付けました。
上の画像がU字部分のパイプのみを交換したあとの様子です。真ん中に位置する排水管が新しくなっています。
よく光を反射して、ツルツルピカピカとしているのがお分かりになるかと思います。
その後、洗面所水栓から水を出して、水漏れがないかお客さまと一緒に確認。特にトラブルはありませんでした。排水管はパイプの太さなど規格が複数あります。適合しない排水管では接続しないため、適合性を十分に確認した上で交換する必要があります。
今回の交換工事例では、排水管の一部を交換しましたが、状況やお客さまのご希望によってはすべての排水管を交換することも可能です。ご希望があればお申し付けください。一部のパイプを交換するか、全部を交換するかでも費用が異なります。いずれにしても、必ずお見積りを当社から提示いたします。
当社は排水管交換経験が豊富な水道修理業者です。ぜひご相談ください。
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