洗濯水栓の高さを35cm上げた工事例
【この記事はこんな方におすすめ】
・新しいドラム式や大型の縦型洗濯機を購入したら既存の蛇口の高さが低く、当たって設置できないとお困りの方
・ドラム式や大型洗濯機への買い替えに伴い、水栓位置を高く変更したいとお考えの方
・洗濯混合水栓の高さを上げる方法を詳しく知りたい方
・水栓位置を30cmか35cmほど高くするための壁内配管工事の手順や全体の施工費用の考え方を知りたい方
・混合水栓のお湯は止水して水側配管のみを上へ移動させて工事費用を抑えたいとお考えの方
・ご自宅の壁の構造や配管状況に合った最適な高さを提案してくれる実績豊富な専門業者をお探しの方
上記の項目にひとつでも当てはまる方は、是非最後まで読んでみてください。
洗濯混合水栓の高さを上げる主な方法とそれぞれの特徴
近年、洗浄力の高さや節水性能の向上、乾燥機能の充実などを理由に、ドラム式洗濯機や背の高い大型の縦型洗濯機へ買い替えるご家庭が増えております。
しかし、最新の大型洗濯機を自宅の防水パンへ設置しようとした際、「既存の洗濯水栓の位置が低すぎて、洗濯機本体の後ろや給水ホースの接続部分、あるいは上の蓋に当たってしまう」という問題が発生することが増えています。

洗濯水栓の位置が低いままでは「新しい洗濯機が設置できない」 ということもあります。
このような設置の障害を解決するためには、既存の水栓の高さを適切な位置まで上げる工事が必要です。
既存の洗濯水栓の高さを上げる方法としては、お客様のご要望や必要な高さに応じて、主に以下の3つの選択肢がございます。
1つ目は、混合水栓(お湯も出る水栓の場合)のハの字金具(クランク)を長いものへ交換する方法です。
こちらは既存の壁面にある混合水栓の本体を活かしつつ、足を延長する専用の金具を取り付けることで、約6〜7cm程度高さを上げる方法となります。
壁の内部を解体するような大掛かりな工事を行わないため、短時間で作業できる点がメリットです。
しかし、構造上に制限があるため、高くできる幅に限界がある点には注意しなければなりません。
2つ目は、壁ピタ水栓へ交換する方法です。
既存の出っ張った蛇口を取り外し、壁面に密着する薄型の専用壁ピタ水栓へ交換することで、約12cm程度高さを上げる方法となります。
デザイン的にもすっきりと収まる方法ですが、お湯と水が出ている既存の混合水栓から壁ピタ水栓へ取り替える場合、構造上お湯が使用できなくなる点に留意が必要です。
3つ目は、壁を開口して配管を延長する方法です。
こちらは壁の一部を切り開いて壁の内部に埋まっている水道配管をそのまま上部へ伸ばし、水栓自体の取り付け位置を新しく高く作り直す施工方法となります
金具の取り付けや壁ピタ水栓への交換といった手法では届かない、大幅な高さ変更が必要な場合に有効な選択肢となります。
また、壁埋め込み水栓をご使用中のお宅ではこの方法しか洗濯水栓の高さを上げる方法がありません。
今回の現場におきましては、新しく導入される大型の洗濯機へ干渉させないために、水栓の高さを35cm上げる必要がございました。
約6~7cmや12cm程度上げる方法では必要なスペースを確保することが困難であったため、3つ目の「壁を開口して配管を延長する方法」を選択して施工を進めることとなりました。
また、事前の打ち合わせの際にお客様より「洗濯機でお湯を使って洗う機会はなく、水さえ使えれば問題ない」とのご希望をいただきました。
そこで今回は、壁の中にあるお湯側と水側の配管を両方とも解体して上へ引き上げるのではなく、水側の配管のみを上へ延長する効率的な工事計画を立案いたしました。
このように必要な機能に絞って部分的な工事を行うことで、作業時間を短縮し、全体の施工費用の負担を抑えられるケースもございます。
どの方法で水栓の高さを上げるのが最も適しているかは、ご自宅に必要な高さはもちろんのこと、現在設置されている水栓の構造や壁内部の配管状況によって異なってまいります。
それぞれの作業に伴う工期の長さや必要な費用の目安も現場の状況によって変動いたしますので、まずは現場の写真をメールフォームよりお送りください。
壁内配管の延長工事により洗濯水栓の高さを35cm上げた具体的な事例とまとめ
ここからは、実際に現場で撮影した施工写真の流れに沿って、洗濯水栓の高さを35cm上げた具体的な作業の手順と実際の施工事例をご紹介してまいります。
今回のお客様宅では洗濯機を今までよりも背が高い製品に交換する予定があるのと、これまで洗濯排水口の掃除ができていなかったために、この機会に洗濯機嵩上げ台を設置するため水栓の高さを35cm上げてほしいとのご希望でした。
①洗濯機を移動する作業
作業環境を整えるため、まずは作業スペースと壁面の施工範囲を確保いたします。
②壁を開口する作業
壁面に施工位置を下書きする『墨出し(すみだし)』という作業を行い、新しい水栓を取り付ける位置や壁を開口する範囲を確認します。
その後、水栓の裏側や周辺にあたる壁材の補修範囲を抑えつつ慎重に開口いたします。

③壁内部の水側配管を延長する作業
お客様からの「水だけ使えればよい」というご要望に基づき、水側の配管を切断して新しい専用管を接合し、固定金具を使いながら上方向へと配管を35cm延長いたします。
④既存位置より35cm上に新しい洗濯水栓を設置する作業
壁内で配管を上部まで延長した後、既存の位置より35cm高い場所へ新しい洗濯水栓を取り付けます。
水圧がかかった際にもぐらつくことがないよう固定もしていきます。
⑤壁の開口部分をふさいで工事完了
切り開いた壁面の内部に補修用の下地材を組み込み、壁材をふさぐ復旧作業を行います。
仕上げに水栓を通水させて水を実際に出して、配管の接合部分や壁の内部から水漏れが発生していないこと、そして全体を確認してすべての工事が完了となります。

近年進んでいる洗濯機の大型化や高機能化に伴い、既存の古い水栓位置のままでは本体やホースに干渉してしまうというトラブルは、多くのご家庭で起きております。
しかし、「今の設置場所の構造では新しい洗濯機が入らない」と購入を諦めてしまったり、無理やり狭い場所に押し込もうとしたりする必要はございません。
今回のように、壁の内部にある配管から位置を変更する適切な水道工事を行うことで、水栓位置を35cmといった大幅な高さまで持ち上げることが可能となります。
※ただし注意が必要な点として、設置されている壁の材質(ベニヤ、ボード、タイルなど)や建物の建築構造、壁の裏を通っている配管の位置や種類によっては、すべての現場で全く同じように35cmまで高さを上げられるとは限りません。
現場の状況に合わせた無理のない作業プランを立ててもらうことで、工事全体にかかる費用を抑えつつ、スムーズに希望の洗濯機を設置できる環境が整います。
事前にしっかりと見積もりを行ってくれる業者を選ぶことで、施工後の不要なトラブルや急な追加費用の発生も防ぐことができるのです。
エコライフでは、お客様のご自宅の壁の状況や新しく購入される洗濯機の寸法に合わせた最適な施工プランの提案が可能です。
長年の施工実績に基づき、お客様のお住まいの構造やご予算に寄り添った親身な対応を心がけております。
「新しいドラム式洗濯機を買いたいけれど水栓に当たりそうでお困りの方」や「洗濯水栓の位置を高く移動する工事の費用を知りたい方」は、ぜひ実績豊富なエコライフまでお気軽にお問い合わせください。
皆様からのご相談を心よりお待ちしております。
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