レバーが固くて動かない洗濯水栓simpletの修理
壁に埋め込み式になっているタイプの洗濯機の水栓を閉めようとしたけれどびくとも動かなくて困った経験がある、という方は一定数いらっしゃるのではないでしょうか。今回は、埋め込み水栓コンセントと呼ばれるSANEIのsimpletという洗濯用水栓のレバーが動かないときの修理についてご紹介していきたいと思います。
「simpletのつまみレバーが固すぎてスライドしない!」「新しい洗濯機を設置したいけど、simpletのレバーが動かず水が止まらないので何もできない!」という風にお困りの方、結構いらっしゃるみたいです。同じようなトラブルに直面した方のために、固くて動かないsimpletに関する修理事例・修理料金の目安をお伝えします。
simpletってなに?

simpletの例(品番:V960LU-3)
改めてsimpletについて確認しておきます。simpletとは、SANEI株式会社から発売されている水道用コンセント(洗濯機用蛇口)です。simpletは洗濯機の給水ホースを繋げる水栓本体を壁内に内蔵しているのが特徴で、コンセントのようにワンタッチで簡単に取り付けができるのが売りの商品です。
パネル水栓、埋め込み水栓、洗濯の水の元栓などと呼ばれることもあるこのタイプの蛇口は、マンションや戸建て住宅でよく見かけるタイプのものです。
simpletは多種多様なラインナップを用意していて、天井配管用・床配管用・モルタル後出し配管対応タイプや、オートストッパー付のもの、寒冷地でも使用できるものなど、様々なものがあります。(
simpletの修理事例
以下では、当社で行ったsimpletに関する修理事例をご紹介いたします。
事例の詳細
依頼者Aさんは、洗濯機を買い替えたので業者に搬入を依頼しました。いざ搬入業者が来て洗濯機の付け替えをしようとすると、洗濯用水栓コンセントsimpletのレバーが固くて動かずに、洗濯機の水を止められませんでした。
そこでAさんは、搬入業者に水道の元栓を閉めて作業を続けてもらえないかお願いしたのですが、業者から「それはこちらで責任が持てないのでできない」と断られてしまいました。困ったAさんは無理にsimpletのレバーを動かそうとし力を加えたところ、水栓コンセントから水漏れがする様になってしまいました。
修理内容
まずsimpletのパーツ在庫があったので早速お伺いしました。
simpletを分解し、水栓内部のパーツを交換します。

パーツを交換するためにsimplet内部を分解しました。

simplet内部のパーツです。(右側が古いパーツ、左側が新しいパーツ)

パーツを新しいものに交換したら、無事simpletが動くようになり水漏れが直りました。
simpletのパーツ交換後は水漏れが直り、レバーがスムーズに動くようになりました。
simplet修理の料金目安
simpletには様々なバリエーションの製品があるので、一概に「目安は○○円です」と断言するのが難しいというのが正直なところです。ですが、税別18,000円から26,000円の範囲になるとお考えいただければと思います。
simpletが回らないときはご相談を!
SANEIのシンプレットのレバーが固くて困っているという事例は多数あり、ご紹介した事例のように自分で解決しようと無理な処理をしたが故にかえって事態を悪化させてしまった、というケースも残念ながら珍しくありません。特にsimpletは水栓が壁内に埋め込まれているため、無理に力を加えて内部等を傷つけてしまうと止水機能を大きく損ない水漏れなどの被害を大きくする可能性もあります。また、ご紹介しました通りsimpletには種類がたくさんあるため、「こういう処置をすれば必ず直る」と断言することもできません。
なので、simplet関連のトラブルに見舞われた際には、専門の業者にご相談することをお勧めします。それが結局最短かつベストな解決策である場合がほとんどです。当社ではもちろんsimplet関連のご相談・修理を承っておりますので、まずはお気軽にお話をお聞かせいただければと思います。