公団型流し台、公団型キッチンの交換工事は築年数でいうと20年を超えて35年位の建物の現場が多いので、流し台などはこれくらいが耐久年数なのだと思います。
長く使われてきたキッチンは、天板にサビが浮いて穴が空いてしまったり、変色して見た目も悪くなってしまいます。
また、このような理由から賃貸物件の住人退去後のタイミングに併せて、次の入居者を募集しやすくするために原状回復の一環でご依頼いただくケースも多いです。
この記事では、公団型キッチン交換はどの程度費用がかかるのかを詳しく解説します。

公団型キッチンとは

公団型キッチン流し台は、「セパレートキッチン」や「セクショナルキッチン」とも呼ばれています。
近年はコンロが一体化したビルトインのキッチンや、IHクッキングヒータが使用されているキッチンなど、様々な種類のキッチンが流通しています。
一方で、公団型キッチンは公団住宅はもちろん、集合住宅などでも現役で使われ、交換するときも同じ公団型キッチンにするご依頼が多いです。

公団型キッチンが選ばれる理由

「公団型」という名称がついてはいますが、実際には公団住宅だけでなく、アパートやマンションなどの集合住宅や、戸建て住宅でも使われています。
そして、キッチン交換のご依頼をいただく際も、同じ公団型キッチンをご指定されるお客様は多いです。
公団型キッチンを選ばれる理由として、キッチンを設置するスペースの都合や予算の都合といった事情があります。
また、物件のオーナー様や管理会社様の意向で、従来の公団型キッチンに交換してほしいという理由も多いです。
長く使っているので同じ使い勝手のキッチンが良いと選ばれるお客様もいらっしゃいます。

公団型キッチンの特徴

こちらの写真はアパート室内に設置されているセパレートキッチンですが、公団で使われているものと同様のタイプです。
ビルトインコンロとは異なり、置き型コンロを設置する必要があります。
そのため、キッチン使用時に使いやすいように、コンロを設置するスペースが流し台よりも18cm前後低くなっています。
また、セパレートキッチンと呼ばれる通り、流し台とコンロを設置する台が、それぞれ独立している仕様が多いです。

キッチンの交換費用の内訳

キッチンを交換する際に発生する費用は、工事業者によって異なり、見積もりの内訳も違います。
工事業者によっては、内訳の詳細を提示せずに、工事一式といった金額で提示されることもあります。
そこで、交換費用の一般的な相場について、キッチン交換のなかでもご依頼が多い、流し台とコンロ台の交換の交換費用を必要な作業の順番に沿ってご紹介します。

既存キッチンの解体

流し台やコンロ台を交換する際は、既存のものを解体して撤去する必要があります。
解体にかかる費用は、12,000〜25,000円前後が相場です。
解体する際は排水管を外す必要があり、設置状況によっては給水装置も外す場合があります。
この作業にかかる費用は、解体費用に含まれていたり別途費用になるなど、工事業者によって異なります。

解体した廃材処分

解体して出た古い流し台とコンロ台は、産業廃棄物として処分されます。
産業廃棄物の処分は、撤去後に産廃処理業者へ引き渡されることがほとんどなので、ここでも費用が発生します。
セパレートタイプのキッチンは、コンロを設置するコンロ台と流し台が別れているため、単体で処分する場合はそれぞれ10,000円以下が一般的です。
流し台とコンロ台をセットで処分する場合の費用は、8,000円〜22,000円位になります。

新しいキッチンの本体価格

キッチンの流し台とコンロ台の価格は、サイズや仕様によって異なります。

【一例】
・幅1,700mm×奥行き460mm×高さ800mm・・・45,000円前後
・幅1,800mm×奥行き540mm×高さ800mm・・・55,000円前後
（流し台とコンロ台一式の場合）

となります。
色や水や油はねによる汚れを防ぐための「バックガード」と呼ばれるパーツの有無によっても価格は変わります。
また、新たに入居者を募集するケースの場合は、ビルトインコンロやIHコンロに変更されるオーナー様や管理会社の方もいらっしゃいます。
その場合の本体価格はセパレート式の公団型キッチンよりも高額になります。

新しいキッチンの設置

新しい流し台とコンロ台を設置する際は、既存のキッチンがあった場所に置き直して終わりになるわけではありません。
給排水のための水道管の接続や、壁との隙間に水が染み込まないようにコーキングによる防水処理を行うなどの作業も必要になります。
これらの作業で、20,000円から50,000円前後かかります。

キッチン交換にかかる総額

キッチンの交換工事は、流し台とコンロ台のみを交換して、吊戸棚やレンジフードなど上部の設備は交換しないお客様が多くいます。
これまでご紹介してきた内訳の相場から計算すると、公団型キッチンの流し台とコンロ台をセットで交換する際の費用の目安は120,000〜150,000円前後となります。
ただしこの金額はあくまでも一般的な相場に基づいた合計金額となり、新たに設置するキッチンの仕様や工事業者によって変動します。

当社ではこの金額よりも安いので、正確な金額が知りたいお客様はお気軽にお問合せください。

また、上部設備を含めて交換する場合は、換気扇は交換しないケースと換気扇を含めて交換するお客様がいらっしゃいます。
このように流し台とコンロ台だけではなく吊戸棚やレンジフード、手元灯の交換も同時に行った場合、それらの撤去や処分、取り付けなどの費用がかかります。
なお、インターネットによく提示されている交換工事料金は、詳細が出ていない場合が多く、実際に見積もりを取ると金額が全く違う場合もあります。
キッチンを交換する際は、どの部分を交換するかを明確にして、必ず正式な見積もりを依頼しましょう。

キッチン交換はまず見積もりから

キッチンの交換費用は、設備の仕様や工事業者によって金額が異なります。
また、工事業者によっては細かい内訳をご案内せず、工事一式の金額で提示することで金額が有耶無耶になる場合があります。
見積もりを依頼する際は、事前に見積もりを依頼する工事業者を見極めることが大切です。

キッチン交換はエコライフ住宅設備にご相談を

公団住宅は築年数が経っている物件が多く、キッチンが劣化していることが多いです。
私どもエコライフ住宅設備でも、古くなったキッチン交換のご相談を多数いただいております。

キッチン交換をお決めになったら、まずは経験と実績の豊富な私どもへご相談ください。
賃貸物件のオーナー様や不動産管理会社様はもちろん、すでに入居されている方からのご相談にも、全力で対応させていただきます。

不動産管理会社様で退去後の原状回復工事に伴うキッチン交換のご相談は、こちらの記事も参考にしてください。
賃貸物件のオーナー様や、管理人の方に向けた参考記事もございますので、ぜひ一度お読みいただき、私どもエコライフ住宅設備のプロの仕事を知っていただければ幸いです。

お見積もりのご依頼は、お電話やこちらのお問い合わせフォームから承っております。
現地に伺わず、現場の設備のお写真をいただき、詳細を伺った上でのお見積もりも対応可能です。写真を使用したお問い合わせは、コチラからお送りいただけますので、ご活用ください。

まとめ

キッチンの劣化を放置しておくと、天板に穴が空いてしまったり、使用されている合板がボロボロになってしまいます。また、経年による色の変色も起こる場合があります。
このような状況になって交換を考えていらっしゃる方が多いと思いますが、交換工事は信頼できる工事業者に依頼しないと、工事中に問題が起きることがあります。
キッチン設置場所には適切なサイズの製品を設置し、給排水の接続も間違えてしまうと水漏れの原因となります。
私ども「エコライフ住宅設備」は、長年培ってきたキッチン交換の経験と、水道工事のプロフェッショナルとしての技術があります。
まずは一度、お気軽にご相談ください。
培ってきた経験と技術をフル活用して、お客様が新しいキッチンで楽しく台所仕事ができるように、精一杯お手伝いさせていただきます。

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