付け根が斜めになっている洗面水栓の交換
傾斜がついて付け根が斜めになっている洗面台の水栓の種類
洗面台の取り付け部に角度がついて斜めになっている洗面水栓には種類があります。
パナソニック(ナショナル)の洗面台の場合は45度くらいの傾斜がついている製品が多く、そのほかのメーカーだと10度くらいから18度くらいの角度がついている製品をよく見かけます。
今回は上の画像の18度の角度がついた洗面水栓を交換した事例をご紹介します!
水栓本体にはMYMというメーカー名のが書いてありますが、このMYM(喜多村合金製作所)は、2008年(平成20年)に事業撤退して現在は存在しません。
一部を引き継いだKVKというメーカー製品で適合する水栓を見つけましたので、今回はKVK製の18度傾斜水栓に交換することにしました。
水栓の適合性
水栓が適合するかどうか、サイズ等が合うかどうかを判断する項目は多岐にわたります。
取付穴径・・・水栓を差し込む穴のサイズは水栓によって異なります。台に22mmから55mmの穴が開いていますので、その穴に水栓を差し込んで固定するのですが、穴のサイズが適合しないと、水漏れがしたり、そもそも取り付けができなかったりします。事前に取付穴径のサイズを調べて適合しそうな水栓を選ぶ必要があります。
台の厚み・・・穴のサイズが適合することがわかったら、台の厚みが適合するかどうかを調べます。
水栓取り付けタイプ・・・台にとりつける水栓にはワンホール、ツーホール、コンビネーションタイプ、3ホールタイプがあります。現在の水栓と同じ取り付けタイプを選ぶことで取り付けタイプが適合します。
スパウトの長さ・・・水栓を固定する位置から水が出る吐水口までの長さを合わせる必要があります。鶴の首のような形状をしたスパウトの長さが長すぎても短すぎても使いずらいのです。
洗面ボウルの栓(フタ)・・・洗面ボウルに水を溜める時のフタ(栓)にはゴム栓、ポップアップ栓、ワンプッシュ栓があります。ポップアップとワンプッシュ式については洗面ボウルや水栓本体にフタを操作する棒があるのですが、その棒が水栓にある場合は交換する水栓もポップアップ式やワンプッシュ式に対応した製品である必要があります。
また、ゴム栓式の洗面ボウルの場合は、クサリを取り付ける穴が必要なので、クサリの取り付けが可能な水栓を選ぶ必要があります。
水栓の角度・・・一般的な水栓は床と並行にまっすぐな台に取り付けるため角度を気にする必要はありません。しかし今回のように水栓の付け根が斜めになっている場合は同じくらいの角度がついた水栓を探す必要があります。
洗面台の適合水栓の調べ方
洗面台の水栓をどの水栓に交換すれば適合するのか不明な場合は、洗面台の品番を調べてメーカーに問い合わせをする方法があります。
洗面台の品番は洗面ボウル下の収納内に品番シールが貼ってあることが多いので確認してみましょう。
角度がついた洗面水栓の交換事例
18度の角度がついた水栓への交換が完了したときの写真です。
ゴム栓の取り付けができるタイプなので、レバー下部にクサリがつけてあるのが見えると思います。
パナソニックの45度に傾斜がついた水栓の交換
マンションにお住まいのお客様から洗面台の下側に水漏れがしているとお問い合わせをいただきました。
お伺いして点検をすると水栓のジャバラホースに穴が開いて洗面台の収納内に水漏れがしていました。
白いタンクに水が溜まっているのが見えますでしょうか。
ジャバラホースから漏れた水が一旦は水受けタンクに溜まりますが、その後にタンクからあふれて洗面台の収納内が水浸しになっていました。
あらかじめ取り寄せておいた適合水栓に交換します。
付け根に45度の角度がついた専用水栓で、DAELIMという印字があるのが特徴です。
パナソニックの45度の角度がついた水栓には画像の水栓のほかに、銀杏の葉っぱのような形状をしたレバーがついている水栓も存在します。
先ほどの細いタイプのパナソニック水栓も同じことが言えるのですが、金属メッキのジャバラホースに穴が開いて水漏れがすることがあります。
この場合はジャバラホースを交換するか、水栓本体を交換することで直ります。
10年くらいの使用を目途にして、10年未満だとジャバラホースを交換する、それ以上が経過している水栓の場合は、ジャバラホースを交換してもほかのパーツの劣化も進行しているため、先々の修理費用がもったいないので、今回の水漏れを機会として水栓本体を交換するのが良いと思っています。
当社はどちらのタイプの水栓交換にも対応しています。
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