SANEIキッチン水栓KX876JVの水漏れを自分で修理する方法♪
キッチン水栓の水漏れ、できるとこならなるべくお金をかけずに自分で直したい、と思ったことのある方は少なくないのではないでしょうか。事前にポイントを押さえておけば、ご自身でキッチン水栓の水漏れを修理することも不可能ではありません。
今回は、ご家庭のキッチンでSANEI(三栄水栓製作所)製ワンホール混合栓KX876JVをお使いの方向けに、水栓が水漏れしてしまった場合にご自身で修理する方法を紹介していきます。
修理の前に!
修理に取り掛かる前に、以下のポイントをチェックしましょう。
水漏れの場所を特定する
まず第一に、水栓のどの部分から水が漏れているかを確認する必要があります。
パイプ上下の溝(写真①)から水漏れしている場合、ご自身で修理することはできません。修理業者に修理を依頼するか、水栓本体を交換しましょう。
吐水パイプの先・ハンドルの下(写真②)から水漏れしている場合は、カートリッジの交換が必要になります。
ただし、ハンドルの下からの水漏れは、内カバーのゆるみが原因の場合があります。いったんレバーハンドルを外し内カバーで工具を閉めてみましょう(内カバーの場所については、下記「修理の手順」を参照して下さい)。これで水漏れが解消するかもしれません。
適合品のカートリッジを用意する
カートリッジは純正対応なので、他のメーカーのものや不適合品は使えません。必ず適合品を使用しましょう。
現在、品番KX876JV水栓はこの画像のカートリッジが純正品なので、こちらを使用してください。
必要な道具を用意する
以下の道具を準備する必要があります。事前に揃えてから修理に臨みましょう。
- プラスドライバー
- モンキーレンチ
- 適合品カートリッジ
必ず止水栓を閉める
作業前に必ず止水栓を閉めて、水栓から湯水が出ないことを確認しましょう。止水栓を止めないと水栓から水が噴き出てくる可能性があるので、このステップはとても重要です。
キッチンのカウンターの下に止水栓がある場合は、こちらの止水栓を閉めることで、止水が可能です。ご自宅の止水栓のタイプをご確認ください。
修理の手順!
以下の手順で水漏れの修理作業を進めます。
①レバーハンドルを取り外す
ハンドルカバーを開けてネジを外し、レバーハンドルを取り除きます。
②外カバーを外す
手で回して外カバーを外します。
内カバーを外す
内カバーをモンキーレンチを使って取り外します。
このとき、ネジの部分を素手で持つとケガをするおそれがあります。
④カートリッジ、パッキンを取り除く
カートリッジを手で取り外します。パッキンが残る場合はそれも取り除きます。
⑤新しいカートリッジを取り付ける
新しいカートリッジを手で取り付けます。
⑥内カバーを取り付ける
内カバーを工具で取り付けます。
この際、内カバーのしまりがゆるいと水漏れの原因になるおそれがあるので、しっかりと締めましょう。
⑦外カバーを取り付ける
外カバーを手で回して取り付けます。
⑧レバーハンドルを取り付ける
レバーハンドルをねじで取り付けます。この際、レバーハンドルがぐらつかないようにネジをしっかりと締めましょう。
⑨ハンドルカバーを閉じる
ハンドルカバーを手でかぶせて閉じます。
⑩止水栓を開ける
止水栓を開けて、水漏れがしないことを確認します。
これで修理完了です。
自分で修理が難しい場合は業者にご相談を!
今回はご自身でKX876JVの水漏れを修理する方法をご紹介しましたが、もちろん自分では修理が難しいケースもありますし、自分で修理することに不安があったり、必要な道具をそろえることが難しいこともあると思います。なので、一概にご自身で修理するのが安くて早い!と断言することはできません。そのようなご自身でどうしようもできないような場合には、無理をせずにプロの修理業者にご相談することをおすすめします。
当社では、KX876JVの水漏れ修理にももちろん対応しております。
工事の一例として、水栓の根本に水がたまり、レバーで水を止めても吐水口からポタポタと水滴が落ちていたケースでは、水栓カートリッジと内部ゴムリング2枚を交換して修理をしました。(以下その際の写真)
当社はSANEI製キッチン水栓の水漏れ修理の実績豊富で、幅広いタイプの水漏れ修理に対応できますので、まずはご相談ください。
なお、修理の対応地域については、当ホームページの対応地域ページをご確認ください。