シンク下に作業口がないキッチン水栓の交換事例
キッチンの水栓が古くなって水漏れ等のトラブルが散見されるようになれば、キッチン水栓本体の交換をおすすめします。しかし、状況によってはキッチン水栓交換を断られることもあるのです(どのような場合に断るかは業者により差がある)。
今回は、シンク下を見ても水道給水パイプが見えないキッチン水栓の交換工事例を紹介します。
ちなみにこの事例は、他社さまが断っている案件です。
修理業者から断られた方も参考にしてください。
台付きキッチン水栓の交換方法
まず「台付きキッチン水栓」について解説します。
(2ホール台付きキッチン水栓)
(ワンホール台付きキッチン水栓)
上の2つの画像が台付きキッチン水栓です。これはあくまで例にすぎません。シンク天板に直接設置されているように見えるキッチン水栓を台付きキッチン水栓と呼びます。ちなみに台付きキッチン水栓以外には、壁付というものもありますが、ここでくわしい解説は割愛します。
台付きキッチン水栓の交換方法
台付きキッチン水栓は、適合性がある別の台付きキッチン水栓に交換ができます。
台付きキッチン水栓交換の作業工程を大まかに紹介すると、台付きキッチン水栓をまず取り外します。水栓はただシンクに取り付けられているだけではなく、給水パイプとつながっています。
キッチンシンク下をあけると、パイプ(水道管)が見えるかと思います。シンク下収納の扉をあけて、手を伸ばして水道管との接続作業をするのです。
古い台付きキッチン水栓を取り外したら、新しい水栓を取り付けます。新しい水栓を取り付ける場合も、各種パイプをつなぐ必要があるので、シンク下で作業が発生します。
ワンホールでも2ホール台付きキッチン水栓でも、交換の作業工程は基本的に同じです。パイプとの接続作業があるので、シンク下の収納扉をあけて内部で作業をします。
このように台付きキッチン水栓の交換作業では、シンク下での作業がメインとなることをご理解ください。
シンク下の水道管が見えず水栓交換を断られるケース
さて、台付きキッチン水栓の交換作業では、シンク下の作業が中心となると記載しました。
構造上の問題などで、シンク下に給水管や給湯管が見えない状態の場合、水道管に手が届かない場合は、キッチン水栓の交換作業を断る業者もあります。これは業者によって判断が異なるので、ここで言い切ることはできませんが、断られるリスクがあることは念頭に置いておくとよいでしょう。
当社では、可能な限りどのような状況でもお客さまのご要望にこたえられるよう、工夫をして対応しています。100%当社なら交換できると無責任にお約束することはできませんが、9割以上の事例で交換ができています。お気軽にご相談ください。
シンク下の板を開口してキッチン水栓を交換した事例
では、ここからは実際に当社がキッチン水栓を交換した事例を紹介します。
お客さまから「キッチン水栓が古くなってきたので交換したいが、他社から断られてしまったので交換できるかどうか見てほしい」とのご連絡がありました。電話口で聞いたところ、他社さまがキッチンシンク下の状況を見て、作業を断ったそうです。なんとか交換できる業者はないかと、ネットで見つけた複数の業者に順番に電話をして、当社にも声をかけてくださったようです。
さっそくお客さま宅に訪問し、キッチンを見てみることにしました。
(事前にキッチンの画像を送ってもらっています)
上の画像が今回のキッチンです。一般的なキッチンに見えるかと思います。シンク下は次の画像のようになっていました。
キッチンシンク下には、作業をするほどのスペースはありました。しかし、水道管が見えていないためこれでは水栓交換ができないのです。その理由は、給水パイプに手が届かないからです。上の画像に写っているパイプは、排水用のもので、これとは別の給水パイプに水栓の給水パイプを繋ぐ必要があります。この家のキッチン給水パイプは、写真に写っている白い板の奥側にあり、見えない状況でした。これでは新しいキッチン水栓と給水パイプを接続することができません。
断った他社さまはこれが理由だったと思われます。
しかし、水栓を交換する方法がないわけではありません。お客さまに給水パイプを接続する作業ができるよう、板の一部を開口する方法を相談しました。「穴をあけることで水栓の交換ができるのなら」と承諾をしてもらえ、具体的な作業工程と修理費用見積もりもご案内します。お客さまから申し込みをしていただけたので、作業開始です。
上の画像のように、キッチンシンク下の板の一部に穴をあけました。画像に写っているパイプが給水管です。お客さまのご希望に合った新しい水栓を持参し、パイプに接続をします。作業後に開口部分をふさぎました。
上の画像のように開口部分を最後にふさいでいます。ご安心ください。
上の画像が交換後のキッチン水栓です。他社さまに断られたことで、今回はダメ元でのご依頼だったようでしたが、無事に交換ができて喜んでいただけました。
流し台を取り外してキッチン水栓を交換
1つ前で紹介した事例は、キッチンに作業口を確保するために穴をあけていますが、ガス栓の位置や排水接続方法によっては、キッチン流し台を一度取り外してから水栓を交換することもあります。
大まかな工程は次のとおりです。
電話からの聞き取り・キッチンの画像などから、水栓交換方法を判断し、お客さまに交換方法を提案します。見積もり金額を提示し申し込みをしてもらった上で、キッチンシンク台を一時的に移動させます。既存の水栓を新たらしいものに交換し、さらに排水パイプや給水パイプも接続してシンク台を元に戻すのです。
当社は、可能な限りどのような状況でもお客さまの希望に添えるよう工夫をして作業をします。他社さまから断られた交換や修理でもお気軽にご相談ください。
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