破損し割れたトイレを火災保険を使って交換リフォーム
「火災保険を使ったトイレのリフォームはできますか?」「賃貸マンションの破損や汚損は火災保険は適用されますか?」というご質問をいただくことがあります。
「火災保険でトイレを直すことができるの?」という疑問をお持ちの方は、ぜひ、ご参考にしてください。
賃貸マンションにお住まいの方と管理会社様より『トイレに物を落してしまいトイレの便器が破損したので、加入している賃貸の火災保険で直したい』とのご連絡をいただきました。
もちろん加入している火災保険の契約内容にもよりますが、今日は「火災保険でトイレリフォームをする場合の流れ」についてご紹介していきます。
▼火災保険でトイレを直す場合の流れ
ステップ1: 保険会社に被害報告
ステップ2: 施工会社に見積り依頼
ステップ3: 保険会社に見積りを提出
ステップ4: 保険会社に報告書を提出
保険会社に破損したトイレ写真をメール添付などで送信して金額の確認
一般に火災保険といっても、加入している保険によって契約内容は異なります。
トイレなどが破損した場合に覚えておいてほしいのは、補償される金額や免責金額というものがあり、通常はこれだけ補償されますという補償額や、この金額は免責されますという免責金額などが決まっています。
保険契約に関しては細かい文字で書かれている契約約款というものがありますが、保険会社に確認した方が早いと思います。通常はこのぐらいの金額が補償されますというご案内がされるようです。
突発的な破損、汚損ということであれば、保険金請求の対象になることが多いのですが、経年劣化の場合には火災保険では対応ができないということはおさえておいてください。故意に破損させてしまったということでもダメです。うっかり破損させてしまったということが、ここでは重要です。
今回のように「トイレに物を落としてしまい破損してしまうようなケース」であれば火災保険で対応できる可能性が高いです。
その際に保険会社より、破損したトイレ修理の上限金額でどこまで対応が可能なのかの確認をしておきましょう。保険会社より金額の確認ができましたら、当社に上限金額と希望する工事内容をお伝えください。
それをもとにお見積り書ファイルをお送りしますので、保険会社に見積書を提出し、実際の見積もり内容から保険金の金額のご確認をします。
保険会社への事情説明と報告
続いては、保険会社への報告についてですが、工事前や工事後などには保険会社より、当社に工事に際して連絡がある場合が多いです。
トイレの状態や、施工日などの必要な内容を保険会社様、管理会社様のご担当者にしっかりとご説明をさせていただきます。
また、工事内容がわかる写真を撮影して報告書としてご提出をしております。「火災保険でトイレを直すことができるのですか?」というご相談が増えていますので、本記事の火災保険の手続きの流れをご参考にしていただければと思います。
火災保険の種類について
火災保険というと、火事が起きたときに保険がでるものと勘違いをしてしまう方も多いのですが、実際にはさまざまな補償を行っています。
- 火災
- 風、雪、雷災
- 水漏れ
- 衝突
- 水災など
「水漏れ補償」が附帯していることが多いので、火災保険の附帯内容を確認しておきましょう。また、今回のケースのように、ご加入の火災保険が偶然、突発的な事故による破損を補償する条件になっているかどうかについても確認しておきましょう。
破損、汚損損害を補償する条件になっている場合には、トイレの破損損害は補償されます。原因が不明な場合でも保証されるケースもあります。
トイレリフォームの事例
ほとんどのお住まいでは火災保険に加入していると思います。実は、トイレのリフォームを行うときに、火災保険が適用される場合があることを知らないケースが多いのではないでしょうか。
賃貸マンションでは、備え付けの設備を破損、汚損させた場合には、速やかに管理会社等にご連絡の上、火災保険で対応できるのか確認するとよいでしょう。後回しにせずに、不安に感じたら問い合わせておくことが大切です。
今回は「トイレ便器に物を落したため、ひび割れてしまった」ということで、火災保険が適用されました。
【火災保険適用のトイレリフォーム】
便器の交換では、床の張り替え工事が必要になることがあります。トイレ便器と床の張り替えを行い工事が完了しました。
洗面台、流し台、そのほか水回り設備
今回は、簡易なトイレリフォームについてご紹介しましたが、水漏れの被害が大きい場合には、トイレの修理に加えて、壁紙や床、給排水管の交換などが必要になることもあります。そのような修理を行う際にも、火災保険が適用できれば負担を小さくすることができます。
当社では洗面台や水栓蛇口、流し台など水回り全般の設備の交換と修理を専門としております。「火災保険を適用する工事」や「水漏れの調査」などもを含め、臨機応変に対応をしております。お住まいでは、火災保険に加入していることがほとんどです。水回りのトラブルや水漏れなどの事故はいつでも発生する可能性のあるものです。ご自身が加入している火災保険の内容を確認しておくことをおすすめします。
水回りのリフォームの際には、ぜひご相談ください。