尿取りパットのトイレつまり解消料金!(8,000円から18,000円目安)
ご自宅で介護をされる方が増加する中、「間違えて尿取りパットをトイレにつまらせてしまった」「おじいちゃんおばあちゃんが頻繁に尿取りパットをトイレに詰まらせてしまって困っている」というお声を耳にする機会が増えました。
今回は、そんなトイレの尿取りパット詰まりトラブルにお困りの方のために、尿取りパッドのトイレ詰まりを修理する際の解消料金の目安について、尿取りパットの特徴・どういうときに詰まりが起こりやすいか・詰まらせてしまったときの対処法とともにお伝えします。
尿取りパットの特徴!
尿取りパットとは、おむつや下着の中に入れて使用する吸収パットのことを指します。尿取りパットを着けていれば、おむつに排泄があっても尿とりパッドの交換のみで済みます。そうすれば外側のおむつ本体を汚すことが少ないのでおむつ代の節約につながります。さらに作業の効率化・介護負担の低減や、ご利用者様の肌を衛生的な状態に保つなどのメリットがあります。
(参考:花王HP)
尿取りパットはどのタイプのおむつにつけるか(パンツタイプ用・テープ式用)、尿を何回吸収できるかなどによって種類が異なります。
尿取りパットには吸水ポリマーという成分が含まれています。吸水ポリマーは自重の100~1000倍もの量の水を吸収し、吸水後は加圧してもほとんど水を逃さないという吸水・保水材料です。この吸水ポリマーにより尿を吸収し、さらさらの快適な使い心地を保っています。
(参考:花王HP)
どんなときに尿取りパットがトイレに詰まる?
尿取りパットをトイレに詰まらせてしまったというケースでの原因の中で多いのは、トイレに尿取りパットを落としたことに気づかずに流してしまった、というものです。
特に高齢者や認知症の方に多いのですが、トイレ使用時に下着を下げたときに尿取りパットがはがれて便器内に落ちてしまい、そのままトイレを使用しパットを落としたことに気づかずに水を流してしまう、というパターンが非常に多いです。そのような場合では、水を流すことで尿取りパットが水を急速に吸収し膨れ上がり、取り出せない大きさになって詰まってしまいます。
尿取りパットがトイレに詰まった時の対処法!
尿取りパットを詰まらせてしまったときには、以下のポイントを意識するとその後の対処が楽になります。
できればスピーディに手で取り出す
可能であれば「手で素早く拾い上げる」のがベストです。
尿取りパットを長時間便器内に放置すると吸水ポリマーが水をどんどん吸収し、膨れ上がってしまうので、なるべく早い段階で取り出すほうが被害が小さく済みます。手袋をしたいところですが、準備をしている間にも尿取りパッドがどんどん水を吸って膨張してしまうので、心を殺して素手でスピード勝負に出るのが最善です。
大量の水で流そうとしてはいけない
尿取りパッドが便器内に落ちても、決して焦って水で流そうとしてはいけません。吸水ポリマーが便器内に流れた分の水を吸収して尿取りパッドがどんどん大きくなり、より一層取り出しづらくなり事態を悪化させる原因になります。
ラバーカップで取り出そうとしない
ご家庭でできるトイレ詰まり解消法の代表格であるラバーカップ(すっぽん)ですが、尿取りパッドの詰まりのときは使用しないほうがいいでしょう。ラバーカップを押し出す動作によって尿取りパッドが便器の奥へ奥へと押し込められてしまい、かえって詰まりが悪化するおそれがあります。
トイレットペーパーや便など水に溶けるものが詰まった場合以外は、ラバーカップは使用しないほうが無難です。
自力で取り出したいときは専用の道具、設備を
自力で尿取りパットを取り出したいときには、真空パイプクリーナーを使用するか、もしくは便器そのものを掃除口付便器に変えて詰まり解消作業を楽にしてしまうことをおすすめします。
トイレ詰まり解消専用道具の用語の説明・詳しい手順などについては以下の記事をご覧ください。
尿取りパット詰まりの修理料金の目安!
尿取りパット詰まりの修理料金については、便器の脱着の必要性があるかどうかや衛生処理費用により料金は異なりますが、税別8,000円から18,000円を目安にされてください。ご使用中のトイレによっては8000円から10000円ほどの追加料金がかかるものがあるので、3万円を上限と思っていただければ間違いないと思います。
まずは点検をしてお見積りをしますので、ご納得を頂いた場合は、その場でお申込みをお願いします。
なお、ユニットバス内のトイレや30年以上前のトイレの場合はフランジパテ交換が必要でプラス3,500円がかかることご了承ください。