低い洗濯蛇口の高さを上げる壁ピタ水栓の取り付け料金17600円
「ドラム式洗濯機やサイズアップした洗濯機を購入したのでいざ自宅に搬入しよう!というタイミングで、洗濯機が蛇口にぶつかってしまって設置ができない!」というご相談を受けることが増えてきています。今回は、そんな洗濯蛇口が低くて洗濯機設置できない問題を解決してくれる「壁ピタ水栓」についてご紹介していきます。
なぜ洗濯機設置できない問題が起きてしまうの?
蛇口のせいで洗濯機が設置できないという事例が増えている背景には、最近の洗濯機は従来のものと比較して、洗濯機自体の高さが高くなっているものが多いという事情があります。特に最新式のドラム式洗濯機が従来型の蛇口に引っ掛かるケースが多いです。
「蛇口が低くても洗濯機を前にずらせばいいだけじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。洗濯機を設置する場所には「洗濯パン」と呼ばれる、いわば洗濯機の受け皿のようなものがあります。この洗濯パンの範囲内に洗濯機を置く必要があり、またマンションなどで洗濯機を置くスペースは浴室への通路になっているので、前にずらして設置することは難しいのです。
そのため、蛇口が低くて洗濯機が置けないときには、壁ピタ水栓などで洗濯機をずらさずに設置できるようにする必要があります。
壁ピタ水栓とは?
壁ピタ水栓は、洗濯機と接続する蛇口の位置が低くてドラム式洗濯機などが設置できない、などといった場合に、水栓の接続部の位置を上のほうへ引き上げてくれるパーツです。
壁ピタ水栓の取り付け方!
ご自分で壁ピタ水栓を取り付けたい方のために、その手順をご紹介します。
①道具を揃える
以下の道具を予め用意します。
・モンキーレンチ
・水栓取り外しレンチ
この道具がなくても蛇口の取り外しはできますが、あると便利です。
・壁ピタ水栓セット
今回はパナソニック(Panasonic) 壁ピタ水栓 CB-L6を例に解説します。
以下が内包されているか事前に確認しましょう。
-本体
-延長管
-パッキン
-分岐コック
-フィルターパッキン
-スペーサー2枚
-ホルダー
-シールテープ
-アンカーボルト
・シールテープ
…セットに内蔵されているものだけでは取り付けることはできません。前途しました工具もご用意ください。
②水栓の元栓を閉める
水道メーター横にある水道の元栓を閉めます。閉じた後、キッチンや洗面の蛇口等から水が出ないことを確認しましょう。
③水栓を取り外す
[水栓取り外しレンチを使用する場合]
水栓にレンチを引っかけて、反時計廻りに回転させます。
建築後40年くらいまでの建物の場合、壁の中は折れやすい樹脂パイプなのでチカラの加え方によっては壁の中のパイプが折れてしまうことも少なくありません。細心の注意を払って作業を進めてください。
[水栓取り外しレンチを使用しない場合]
水栓の根元をしっかり持ち、反時計廻りにゆっくりと回します。蛇口も、ハンドルも含めて、水栓全体を両手でしっかり掴み強めに回します。
※お湯も出る混合水栓タイプ(写真参照)の場合、壁ピタ水栓との交換は難しいので、業者にご相談ください。
④接続部を掃除する
残った接続部(ねじ山)にシール等の汚れが付着している場合は、歯ブラシ等で取り除きます。
⑤壁ピタ水栓本体にシールテープを巻き付ける
壁ピタ水栓の接続部にシールテープを巻き付けます。左手でシールテープの端を押さえて、シールテープの真ん中の穴に指を入れつつ時計回りの向きにきっちり巻き付けます。ネジの先のほうには巻かないことに注意しましょう。
⑥壁ピタ水栓本体を取り付ける
シールテープを巻いた接続部をねじ山にはめ込みます。時計廻りに回転させ、ちょうど延長管が上方向に垂直になるところで止めます。スパナやレンチなどの道具を使って慎重に行います。
⑦延長管と分岐コックを取り付ける
延長管のナット部にフィルターパッキンを入れ、分岐コックをモンキーレンチで取り付けます。
⑧延長管を本体に取り付ける
ホルダーを広げながら延長管にはめ込みます。
本体にパッキンを挿入し、延長管と本体を手で軽く締めて接続します(後で一回外します)。
⑨延長管を外す
ホルダーと壁との隙間を確認し、スペーサーの枚数を決め、ホルダーと貼り付けます。
ホルダーの両端のコーナーの位置を壁に鉛筆等で印付けをしたら、いったん延長管を外し壁の汚れをふき取ります。
⑩ホルダーを取り付ける
⑨で印をつけた位置にホルダーをしっかりと貼り付けます。
⑪延長管を固定する
延長管をホルダーに挿入し、本体に取り付けます。スパナでしっかりと締め付け延長管を固定します。
⑫分岐接続を行う
分岐コックのレバーを「とじる」側にします。
分岐コックに給水ホースを接続し、水栓を開放します。
壁ピタ水栓のことならおまかせを!
壁ピタ水栓の取り付け方法について紹介しましたが、実際にやってみると細かい作業がうまくいかなかったり、部品がうまくつけられない・外れないといったトラブルが起こりがちです。よほど自信があるという方でなければ、やはり専門の業者に依頼することをおすすめします。
当社では、壁ピタ水栓本体と工事費用を合わせて税込み17600円にて壁ピタ水栓の取り付けを承っております。(基本料金2200円別途)